嚙み合わせを
きちんと整える理由
噛み合わせ
噛み合わせはお口の中のみならず全身や精神面まで悪影響を及ぼします。
悪い噛み合わせは口の中の衛生管理もしにくく、コンプレックスの原因にもなります。また、噛み合わせが悪いことで頭痛などが引き起こされることも。目に見えてわかる不正咬合ではなく、ちょっとしたズレがあるだけでも症状が出る場合もあります。
歯磨きで汚れが残りやすいのでむし歯や歯周病の原因になったり、一部の歯だけに余計な負担がかかったり、咀嚼回数が少なくなることで唾液分泌量が減り、口臭の原因になるなどの悪影響もあります。
嚙み合わせが原因になる症状
- むし歯、歯周病
- 腰痛
- 消化不良
- 口臭
- 目の奥の痛み
- 不定愁訴
- 顎関節症
- 体の歪み
- 頭痛
- 不眠症
- 肩こり
- 自律神経失調症
など
噛み合わせ治療について
嚙み合わせが原因の症状の改善を
かみ合わせにトラブルが起こる原因は、寝ているときの状況が関係していると言われています。日中は、上あごと下あごがしっかりと噛み合っている状態です。
しかし、寝ている間は呼吸をスムーズにするために、自然と下あごが動きます。その際、歯や噛み癖などに問題があると、無意識的なあごの動きを阻害し、あごの位置が大きくずれてしまうことがあるのです。結果的にさまざまな不定愁訴の要因となります。
噛み合わせ調節のための矯正治療
噛み合わせ治療では、矯正治療を通して噛み合わせを調整していくケースがあります。
しかし、必ずしも矯正治療が必要になるとは限りません。矯正治療が必要な噛み合わせ治療は、歯の位置・向き・骨格が影響し噛み合わせが悪くなっているという場合などに行われます。
噛み合わせというものはすぐに症状が出ることはありませんが、放置すればどんどん悪化していくため、治療も大変になってしまいます。
矯正治療を行わず、調整のみで噛み合わせが改善するという場合もありますので、噛み合わせに不安を感じたらまずはお早めにご相談ください。
噛み合わせと歯ぎしり
歯ぎしりについて
歯ぎしりは別名「ブラキシズム(口腔内悪習慣)」と呼ばれます。歯を強く噛み締めて擦り合わせるなどの動作を繰り返すことで歯が削れたり割れたり、変形したり、噛み合わせが悪くなったり、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなる症状です。
実は、症状の重さには個人差がありますが、歯ぎしりという行為自体はほとんどの人が行っていると言われており、自分でも気づかないうちに歯が削れてしまっている可能性も。
噛み合わせ調節のための矯正治療
歯ぎしりによる悪影響は歯や顎だけに留まりません。睡眠時に無意識に歯ぎしりをしてしまうことを「睡眠時ブラキシズム」と言いますが、眠っている時は起きている時よりも抑制が効かないため、歯や顎により大きな負担を欠けてしまうことになり、セラミックなど人工歯は歯ぎしりによって寝ている間に破損してしまう恐れもあります。
睡眠時に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」という病気の人は呼吸をして居ないときに歯ぎしりをしますが、この病気を改善させることが歯ぎしりを治すことにも繋がります。
歯ぎしりを繰り返してると熟睡が出来ず不眠の原因にもなります。生活習慣や環境を改善し熟睡できるようにすることが歯ぎしり予防になりますので、ぜひ実践してみてください。